令和元年12月23日日光千姫物語コンベンションホールにおいて、「囲碁の聖地日光」協議会発足式と、「聖地日光囲碁まつり」イベントが行われました。協議会の発足式には、稲葉裕造会長、福田富一栃木県知事、大嶋一生日光市長のほか、日光東照宮稲葉久雄宮司、日光山輪王寺石塚慈雄門主、日光二荒山神社中麿輝美宮司、日本棋院栃木県本部長代理の井上光夫理事、日本棋院9段棋士の恩田烈彦氏と、当協議会の理事等の蒼々たるメンバーが揃いました。
協議会の運営、事業内容
本協議会は、「囲碁の聖地日光協議会」(以下「協議会」)と称し、その事務局を
「㈱春茂登グループ総務部」内に置き、次の事業を行うものとする。
囲碁の普及活動
小学生、中学生、初心者等への囲碁指導
囲碁に関する施設、用具等の整備
囲碁の愛好者、指導者の育成
観光業による囲碁イベント等の開催
日光の観光施設等において、プロ棋士招致による囲碁指南会や囲碁大会等各種イベントの開催
日光とのつながり、歴史
日本を代表する歴史的建築物、日光東照宮。
ここには、江戸幕府を開いた徳川初代将軍徳川家康を神格化した東照大権現が祀られています。
日光にあるこの神社には、実に8つもの国宝、34の重要文化財が保存されています。
国宝のうちの一つ、「陽明門」は最も豪華な門とされ、508体の絢爛たる彫刻が施されています。
様々な霊獣、仙人、あるいはそれらが伝える文化や道徳の像のなかに、囲碁を打つ仙人の彫刻があります。
古代中国における「琴棋書画」(琴、囲碁、書、絵画という4つの見識が備わっている人物が理想的な君主という考え)をあらわし、家康公も囲碁をよく嗜んだことから、日光を「囲碁の聖地」とする考えが広がりました。