令和6年1月27日(土)~28日(日)、「第48期棋聖戦第3局」が日光千姫物語で行われました。

日光で「棋聖戦」が開催されるのは、藤澤秀幸対趙治勲が対戦して以来実に41年ぶり。今般の対局者一力遼棋聖、井山裕太王座は、日光に到着後日光東照宮に参拝、陽明門の囲碁の彫刻等を見学し本殿において必勝を祈願、午後6時からは日光千姫物語コンベンションホールで「前夜祭」が行われました。

主催者の読売新聞社、日本棋院、井上光夫協議会会長のあいさつ、日光市長、日光東照宮の稲葉久雄宮司、春茂登ホテルグループ㈱の根本芳彦社長の歓迎の言葉、その後「日光吹奏楽団」の奏でる「囲碁の聖地日光の歌」と「囲碁よろしくの歌」が披露され、両対局者の決意表明では二人とも、「これまでにない楽しい前夜祭、歌の紹介があるなど、日光独特のもので驚いた。」等の感想を述べました。

 27日9時から特別室301号室において第1日目が始まりました。日光千姫物語では、両日ともお昼の「勝負飯」と10時と15時のおやつを提供。

午後5時過ぎ、井山王座が手を封じ1日目が終了。28日も午前9時から二日目が開始、対局の様子は日本棋院でネット中継され全国の囲碁ファンが注目。コンベンションホールでは、潘善琪8段と増子みれい囲碁インストラクターの「大盤解説会」が開かれ、次の一手クイズなど、観戦者は楽しい一時を過ごしました。

 結局、一力棋聖が中押し勝ち(最終局も一力棋聖が勝利)しました。囲碁の聖地日光協議会は、日光千姫物語、日本棋院栃木県本部や宇都宮高校囲碁部等のみなさまの協力を得て、無事終了しました。